あなたの心と体の回復を最優先
お体が優れない状況、大変ご心配ですね。
「もしかして、体調不良の原因は仕事や職場にあるのかも?」そう気づいた時、自分を責める必要は全くありません。職場のストレスが原因で心身のバランスを崩すことは、決して珍しいことではありません。
一番大切なのは、まず心と体の回復を最優先にすること。
ご自身を労わり、このリストを参考に、できることから一歩ずつ対処していきましょう。
ステップ1: 緊急対応!まずは「休む」を最優先に
体調不良が強く出ているときは、無理せず休みましょう。すべては回復するための準備です。
◾️会社に連絡を入れる
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「体調不良のため休む」という事実を簡潔に伝えましょう。詳細な理由を長々と説明する必要はありません。会社のルールに沿った方法(電話やメールなど)でシンプルに連絡を済ませましょう。
◾️心と体を徹底的に休ませる
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十分に睡眠を取る:疲労回復の基本です。無理に起きようとせず、たっぷり眠りましょう。
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リラックスできる時間を作る:温かい飲み物を飲む、好きな音楽を静かに聴く、湯船にゆっくり浸かるなど、ご自身が心地よいと感じる方法を試しましょう。
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デジタルデトックス:仕事の連絡やSNSから距離を置き、情報を遮断する時間を作りましょう。スマホを別の部屋に置くのも有効です。
ステップ2: 一歩踏み込んで「専門家」に相談・受診する
体調不良が続く、または精神的な症状(不眠、食欲不振、気分の落ち込みなど)がある場合は、専門家のサポートを受けましょう。これは回復への大切な一歩です。
◾️ 医療機関の専門家を受診する
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心療内科・精神科:眠れない、食欲がない、気分が落ち込むといった精神的な症状が強い場合は、専門の医療機関を受診しましょう。医師に現在の状況を伝え、診断書をもらうことも、会社への説明や休職の検討に役立ちます。
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かかりつけ医(内科など): 頭痛や胃痛、めまいなど、体の症状が中心に出ている場合は、まずかかりつけの内科などを受診し、症状を伝えて適切な診療科を紹介してもらうのも良い方法です。
◾️ 職場の専門家
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産業医・保健師:会社に設置されている健康管理の専門家です。職場の状況を理解した上で、医学的な見地から適切な助言や、会社への配慮の提言(業務量調整の意見など)をしてくれる可能性があります。
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産業カウンセラー:職場のメンタルヘルスケアを専門とするカウンセラーです。守秘義務が守られた環境で、仕事の悩みやストレスについてじっくり話を聞いてもらえます。
◾️社外の公的な相談窓口
職場の人には知られずに相談したい場合や、客観的な意見が欲しい場合に役立ちます。
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総合労働相談コーナー
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概要:ハラスメントや労働条件など、あらゆる分野の労働問題に対応(厚生労働省)。
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検索方法:Googleなどで総合労働相談コーナー 〇〇(お住まいの都道府県名)と検索。
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こころの健康相談統一ダイヤル
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概要: メンタルヘルスに関する相談。統一電話番号にかけると、お近くの窓口につながります。
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労働基準監督署
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概要: 賃金不払い、違法な労働時間、労災、安全衛生など、労働基準法に関する相談。
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検索方法: Googleなどで労働基準監督署 〇〇(お住まいの地域名)と検索。
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いずれも無料で利用でき、専門の相談員や担当者が対応してくれますので、まずは気軽にアクセスしてみましょう。
ステップ3:仕事の「環境調整」と「働き方」を見直す
今の職場で働き続ける道を探るために、環境や業務を改善する方法を探ります。
◾️職場の配慮を求める
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医師の診断書や産業医の意見を踏まえ、上司や人事に以下の配慮を求められないか検討しましょう。
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業務量の調整や業務内容の変更
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残業の制限(就業制限)
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時短勤務やフレックス勤務の活用
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配置転換(部署異動)
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◾️仕事への取り組み方を見直す
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抱え込まない習慣をつける:「わからないことはすぐに質問する」「仕事量が多い場合は上司に相談する」といった意識を持つことも大切です。
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業務の効率化:自分の業務で、削減できる部分や自動化できる部分がないか見直してみましょう。
ステップ4:根本的な「環境変化」を検討する
上記の方法で改善が見られない、またはすでに心が限界だと感じている場合は、大きな決断も視野に入れましょう。
◾️休職する
医師の診断に基づき、一定期間仕事から離れ、治療に専念できます。休職中の生活を支える「傷病手当金」などの制度を確認し、金銭的な不安を減らしましょう。
◾️転職・退職する
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職場環境そのものが体調不良の最大の原因である場合、環境を根本から変えることが最善策となることもあります。
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転職エージェントやハローワークなどのサービスを利用し、身体への負担が少ない方法で職探しを進めることも可能です。焦らず、まずは回復を優先しましょう。
最後に
「頑張りすぎる」ことは美徳ではありません。あなたの健康は、仕事よりもずっと価値のあるものです。
体の健康はもちろん、心の健康は本当に大切です。もし心を壊してしまうと、それを修復するには非常に長い時間とエネルギーが必要になります。そうなる前に、少しでも異変を感じたら、早期の対応が必要なのです。
ご自身の心と体の声に耳を傾け、「自分を大切にする」という選択を最優先にしてください。

